横浜赤レンガ倉庫1号館(横浜市中区新港1)で、8月3日より写真家・森日出夫さんの写真展「ハマのメリー」が開催されている。 森日出夫さんは横浜在住の写真家で、1970年代から横浜の港・街・人を「森の観測」と名づけ、独自の感性で森の「記憶」を記録している。1995年に横浜の伝説的な娼婦メリーさんの写真集「PASS ハマのメリーさん」を刊行、その後未発表写真を増補し「PASS#2 ハマのメリーさん」を復刊。 今回の展覧会は、横浜出身の女優・五大路子さんによるひとり芝居「横浜ローザ2009 赤い靴の娼婦の伝説」の公演に先立つ写真展で、写真集「PASS」に納められたメリーさんのモノクロ写真をはじめ、横浜ローザ、赤レンガ倉庫を記録した28作品を展示している。 作品は、メリーさんが木のベンチに腰掛け化粧ミラーを覗き込む横顔、伊勢佐木町モールの中、荷物キャスターを片手に人波を横切る姿、ショーウィンドウ前で