カメキチの目 新書版ながら、この本はほんとに中身が濃かった。 だいたい新しいものには(本からの知識だけでなく)疎いので、「ハァー!」とか「ヘェー!」がたくさんでした。 きょうで本シリーズは終わり。最後の感想は、言葉、すなわち「日本語」のことです。 感想④ 最終章は、「辺境人は日本語と共に」という。 この本では強く、自分が日常で話している言葉、「日本語」というものを意識させられた。 思えば言葉とは、人には空気のような存在だろう。呼吸のように無意識、自然に操り、扱っている。 言葉は、「そこからのイメージで生きている、生活している」といっていいだけの重みをもっている。 「言葉」が文化の中心、基礎といわれるのがうなずけます。 外国人になにか話しかけられたり、英会話を学ぶとかしないと、「自分がいつも日本語でものを感じ、考え、伝えている…」ということを意識しない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー