地元に帰省すると よく親戚のおばあちゃんの家に寄っていくのだけど、いつも忙しそうにしている。 この正月も、知り合いに年始のあいさつをしたり、掃除をしたり、僕の実家に魚を送ったとかどうとかで 休む暇がなさそうだった。 僕にも顔を出すたびに毎回、お菓子を出してくれたりご飯を作ってくれたり、歓迎してくれるのにはいつも感謝しているし、小さい頃からだいぶ世話になったもので、だからこそ80にもなった今は ゆっくり老後を過ごしてほしいとだけ願っているけど、どうもそんな簡単なものじゃないらしい。 考えても見れば、おばあちゃんはその家でたくさんの兄弟や仕事に関わっている人たち大家族のお世話をしながら、終戦後の時代を生き抜いてきた。 昔から商売をやっている家で、いわば会社の経理のようなこともやってたそうだ。 景気の良いときは寝る間も惜しむくらい働くしかなかったそうだから、家のことでさぞかし忙しかったに違いない