財務省は1万円札の需要が増えているため、今年度、平成28年度の製造枚数を12億3000万枚とし、8年ぶりに前の年度よりも増やすことになりました。 それによりますと、今年度は1万円札を12億3000万枚製造し、昨年度と比べて1億8000万枚増やすことにしています。財務省によりますと、1万円札の製造を増やすのは8年ぶりです。 1万円札の需要が増えていることについて、金融関係者の間では低金利が続いていることから現金を金融機関に預けるのではなく、自宅で保管する「タンス預金」をする人が増えていることなどが背景にあるという見方が出ています。 一方、電子マネーの普及を受けて、小額の貨幣の使用が少なくなっていることなどから、1円玉の製造を昨年度よりも5200万枚余り減らすほか、10円玉の製造も1000万枚減らします。 金融関係者は「日銀が導入したマイナス金利によって、さらに『タンス預金』が増える可能性もあ
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