志津川公立病院前で復興状況の説明を受ける台湾の王金平立法院長(中央)ら訪日代表団=3日、宮城県南三陸町 台湾の王金平立法院長(日本の国会議長に相当)ら訪日代表団が3日、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県南三陸町などを訪れ、被災により移転した公立病院を視察した。 代表団は王院長以下、立法委員11人や台湾の旅行業界やボランティア団体ら計25人。1日に来日し、仙台市内の観光地や宮城県気仙沼市の水産業施設などを視察。4日には福島県の佐藤雄平知事を訪問する。 南三陸町では、台湾の赤十字社を通じた義援金20億円などにより、再建が予定されている公立志津川病院を訪問。遠藤健治副町長から多大な支援や義援金などへの謝意とともに、復興事業の説明を受けた王院長は、改めて哀悼の意を表し、「台湾の人々は救援・支援を通じ、『日本は決して一人ではない、隣には台湾という友達がいる』というメッセージを伝えたかった」と話し