市などによると、行本市議が4日、市が管理する「熊山保健福祉総合センター」を検診で訪れた際、受付の女性職員から新型コロナウイルス対策でマスクを着用するよう求められた。行本市議は「検体を出すだけなのにマスクがいるのか、この若造が」などとどなり、大便が入った検体袋を机に投げつけたとしている。市は職務の妨げとなるうえ、市議としての品位を欠く行為として、市議会側に申し入れを行ったという。 行本市議は取材に「投げつけたのではなく、放っただけ。事前に検体を提出してすぐ帰ることを伝えており、相手にも落ち度がある」と説明し、「威圧するつもりはなかったが、反省している」と話した。行本市議は市役所のトイレで清掃業務を行っていた福祉事業所の職員らに対し高圧的な言動を取ったとして、9月、議会で辞職勧告決議案が可決されている。 また、同市の市議を巡っては、市教育委員会が勤務実態のない臨時職員に給与を支払っていた問題に