子供の頃、植物にも「こころ」、意識があるという科学ニュースを、学研の『科学と学習』とかなにかで読んで大興奮した覚えがある。 そのニュースのもとは1973年に出版された『植物の秘密』という本だったようだ。 その本によれば、元CIAのポリグラフ技術者によって確かめられたことは、次のようなことであった。 自分が育てているドラセナという植物に火を近づける想像をするだけで、ポリグラフをつないだそのドラセナはストレスを感じてポリグラフの針を動かした。 あるいは、植物の前で卵を割ったり、生きたエビを熱湯に入れると、同じくポリグラフは反応をしめした。 また、ポリグラフをつないだ植物の前で、ある人間に植物を踏みつけにさせる。その後、何人かの人間といっしょにこの犯人をその植物の前に次々に連れて行くと、その犯人のときにだけ、ポリグラフははっきりした反応を見せた。 びっくりした。もちろん、世間は相当この話題に沸い
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