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ブックマーク / blog.agektmr.com (3)

  • Spectre の脅威とウェブサイトが設定すべきヘッダーについて

    長い記事なので先に結論を書きます。 Spectre の登場で、ウェブサイトに必要とされるセキュリティ要件は増えました。具体的に必要な対策は下記の通りです。 すべてのリソースは Cross-Origin-Resource-Policy ヘッダーを使って cross-origin なドキュメントへの読み込みを制御する。 HTML ドキュメントには X-Frame-Options ヘッダーもしくは Content-Security-Policy (CSP) ヘッダーの frame-ancestors ディレクティブを追加して、cross-origin なページへの iframe による埋め込みを制御する。 HTML ドキュメントには Cross-Origin-Opener-Policy ヘッダーを追加して popup ウィンドウとして開かれた場合の cross-origin なページとのコミュニ

    Spectre の脅威とウェブサイトが設定すべきヘッダーについて
  • SharedArrayBuffer と過渡期な cross-origin isolation の話

    2021/12/26: Safari も 15.2 から COOP/COEP を使って SharedArrayBuffer が利用できるようになったので、該当箇所の表記を変更しました。 長い記事なので先に結論を書きます。 Chrome、Firefox および Safari で SharedArrayBuffer や高精細タイマーが使えるようになりました。そのためには cross-origin isolation という状態を有効にするのですが、親となる HTML ドキュメントに下記 2 つのヘッダーを送ります。 Cross-Origin-Embedder-Policy: require-corp Cross-Origin-Opener-Policy: same-origin ただ、これを有効にするには様々な条件と制約が存在し、現段階では多くのサイトは苦戦するでしょう。とりあえず従来通り C

    SharedArrayBuffer と過渡期な cross-origin isolation の話
  • Google に入社して 10 年が経った

    Developer Advocate という技術啓蒙の担当者として Google に入社して今日でちょうど 10 年が経った。技術以外のことについてはめったにブログを書くことはないのだけど、良い節目なのでこの機会に記録を残しておきたい。 Google 入社のきっかけ # 「インターネットにアイデンティティのレイヤーを作り、インターネット全体をオープンなソーシャルネットワークの基盤にしたい」これが僕が前職で持っていた野望だった。その一歩として、その会社で運営していたポータルサイト全体をソーシャルプラットフォーム化するというアイディアが採用され進める中で、OpenSocial という Google が中心として進めていた技術に取り組んでいた。日語の情報が少ない分野だったためブログを書いたり、コミュニティ運営や技術講演をしていたら、当時 (今もだけど) 仲良くしてもらっていた田中洋一郎さんに

    Google に入社して 10 年が経った
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