事実関係について どちらが白か黒かで判定するのも気が引けるところですが、第三者的に、当方が把握している経緯は以下の通りです。 ・神田桂一さんと菊池良さんが執筆し15万部以上のベストセラーになった『「もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら(もしそば)』(神田桂一、菊池良・著 宝島社・刊)の出版にあたって、石黒謙吾さんが企画を売り込んだのは事実。 ・石黒謙吾さんが宝島社に提案して編集印税として3%を『もしそば』から得ていたのも事実。 ・石黒謙吾さんが「(出版企画において)二番煎じをするべきではない」といって、類書のオファーをもらっていた神田さん菊池さんがこれを断っていたのも事実(ついでに「類書をどうしても出したいので神田さんを口説いて欲しい」と私のところにも打診があったりもした)。 ・石黒謙吾さんの言う「神田くんが、版元と僕には何も言わずに、漫画雑誌で『もしそば』を原作とした連載漫画企
本日「群像」8月号が発売され、「群像」6月号に掲載された北条裕子氏『美しい顔』に関して、石井光太氏の著作『遺体 震災、津波の果てに』を参考にしながら、参考文献として未掲載だったとの説明、及びそれに対する謝罪がなされました。また、本来であれば「群像」6月号に掲載されるべきだった参考文献一覧も、あわせて掲載されました。 ここに至るまでの経緯の概要をご説明いたします。現在も協議は続いているため、やり取りの詳細などは控えさせて頂くこと、ご了承ください。 5月7日発売の「群像」6月号で上記の問題が生じたことを認識した講談社から、5月14日にまずは石井光太氏へ、両作品を比較した類似箇所のリストの提示、それを元にした事情説明と謝罪がありました。また『遺体』の版元であり、石井氏の代理人である弊社には、5月29日に同様の事情説明と謝罪がありました。29日の協議で、代理人である弊社が講談社に要望した主な点は以
カドカワ 富士見の過失で著作権使用料の支払い(十七冊×三回)が潰れたけど賠償される気配がないハートフル物語《ストーリーズ》 ろくごまるに はいタイトルで終わってますよ。 この一連の騒動に関しての報告はTwitterでやってて、こちら側だけ見てるとわけが判らないので最初に補足しときます。 前作の終わりでKADOKAWAから電話がかかってまいりましたが、あれはKADOKAWA弁護士軍団からの宣戦布告や! とかではなく、謝罪に伺いたいってことでした。 で、会ったわけですよ。 今回の件は手違いが重なって起こった過失であり、故意ではない というのが向こうの主張で、電子書籍は早急に配信(この時点で五月を目標。本日、五月二日の時点で五月二十日に配信という予告がKADOKAWAから発表されております) 信頼回復に努め、プロモーションにも力をいれたい。今回の騒動に関して公式に認めるかどうかは持ち帰って検討。
お知らせ 読者の皆様より弊社取締役花田紀凱氏の解任の理由が十全には理解できないとのご質問を多数いただきました。個人情報への配慮、ならびに社内情報ということもありあえて公開することを控えておりましたが、結果的に説明不足になりましたことを反省致しております。お騒がせしたことをお詫びしつつ、改めて社としてご説明いたします。 はじめに、株主総会議事録から花田氏の取締役解任に関する部分を引用します。 「花田紀凱氏は当社の承認なくして、当社が発行する月刊誌『WiLL』につき、当社所属の編集部員全員を株式会社飛鳥新社に移籍させ、自らも編集長として同社に移籍し、”New WiLL” なる名称で平成28年4月以降『WiLL』に類似する月刊誌を株式会社飛鳥新社において発行させようと企て、当社の取締役在任中に人材の勧誘その他の準備作業を行っている。かかる行為は、明らかに取締役の競業避止義務並びに善管注意義務及び
【はじめに】 私がデビューしてから少し経った頃、10年ほど前の話になりますので詳細な日付は残っていませんが、当時の記憶をできるだけ思い出して、経緯をご説明させて頂こうと思います。 かなり長い間引きずったことですので、時系列が多少混乱しているかもしれませんが、その辺りを踏まえた上で「こういう事があったんだな」と思って読んでくださるとありがたいです。 また、この記事は糾弾や批判が目的ではなく、こうした事が起こりえるのだということを知っていただきたくて書くものです。 何か起こった時に名前が表に出るのは作家であり、それゆえ作家の責任だと思われていることが、必ずしもそうとは限らないこと。また、責任がなくても、作家の立場からは状況説明や言い訳をしにくい環境があることを、少しでも知っていただければと思います。 また、確実に件の担当(Kさんとします)がやったという証拠はありません。ただ、手元に物証がありま
今年1月に亡くなったタレントで歌手のやしきたかじんさんの闘病生活を書いた、作家の百田尚樹氏の著作「殉愛」の記述で名誉を傷つけられたとして、たかじんさんの長女(41)が21日、発行元の幻冬舎に発行差し止めと1100万円の損害賠償を求める訴訟を、東京地裁に起こした。長女の代理人が明らかにした。 「殉愛」は今月7日に発売。たかじんさんの妻の話などに基づいて書かれたノンフィクション。 長女側は訴状で、たかじんさんが食道がんだと知った長女が「自業自得やな」とのメールを送ったとする記述や、たびたび金の無心をしていたかのように書かれた部分などは虚偽だと主張。「1人の遺族の話を根拠に、他の親族の取材をせずに一方的に攻撃するもの」としている。 幻冬舎は「担当者がいないのでコメントできない」としている。
連載漫画の作中で、別会社の人気ゲームのキャラクターを無断で使用したとして、「スクウェア・エニックス」(東京都新宿区)の本社などが大阪府警の家宅捜索を受けた著作権法違反事件。同法では、著者の許可なしに著作物を複製することや、変形したり、脚色したりすることを禁止している。一方で、オリジナル作品の引用やパロディーがただちに違法と判断されるわけではなく、その線引きは単純ではない。 著作権に詳しい早稲田大の上野達弘教授(知的財産法)によれば、作品の二次利用については出版社同士が事前に話し合うこともあれば、許諾を持ちかけて断られる「やぶ蛇」を嫌って「あえて聞かない」こともあるという。一貫したルールがないのが、出版業界の現状といえる。 後でトラブルに発展するケースも少なくないが、オリジナル作品にとっても、二次利用されることで再度脚光を浴びる可能性がないわけではない。こうした思惑が入りまじり、「あいまいな
「月刊R」創刊パーティーは六本木で盛大に 行われたが…(「Thinkstock」より) K氏と聞けば、40代以上の人は、80年代の人気アイドルH.Yらの出演する映画や、ミステリー作家の大御所S.Y原作の映画などの鮮烈な記憶がよみがえるのではないだろうか。80年代、大手出版社Kの社長として、出版と映画で一世を風靡した同氏は、コカイン密輸で逮捕・起訴された。服役して出所後、出版社を立ち上げ、現在社長を務めている。しかし、相変わらず同社のゴタゴタぶりばかりが聞こえてくるという。 出版業界関係者によれば、同社が発行する「月刊R」編集部の正社員1人と試用期間中の社員3人に、突然クビが宣告された。理由は雑誌の休刊だ。休刊が決まった直接の原因は、社内ですでにOKが出ていた表紙を、編集長が無断で修正してしまったことだった。編集部員の多くが止めたにもかかわらず、編集長が独断で踏み切ったのだが、印刷後に知った
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く