タイの男性は18歳になると徴兵検査を受ける義務があり、検査合格者からくじ引きによって実際に徴兵される者が選ばれる。毎年4月になるとタイの国防省が各地でくじ引き抽選会を行い、その様子は地元のニュース番組でも放送もされている。 抽選方法は”黒票”をとったものは徴兵免除、”赤票”は徴兵確定。軍の配属先もすべては本人の運次第・・・そんな運命をも変えるタイの徴兵制度の中でちょっとした話題が起きている。 不運にも赤票をとった超肥満男性 バンコク大学を中退した22歳のタイ人男性サラウッド・セェーヘン(ベンツ君)は、今年4月に行われた抽選会で運悪く赤票を引いてしまった。 彼は軍隊としてタイのガンチャナブリー県への配属が決まったが、以前から持病(アレルギー性のぜん息)を抱えていたため、軍は免除対象にする手続きを進めていた。しかし、一人の先輩隊員が「俺もぜん息をもっていたけど治ったから大丈夫」などと軍関係者の