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ブックマーク / note.com/tek7791 (3)

  • 写真製版 アナログレタッチ(ドットエッチング)|tek

    先日レタッチの集版作業の工程を書きました。あくまで自分がやってきた方法なので会社によって作業の方法は色々あったと思います。製版会社といってもカラー製版を主にやっていた会社と、モノクロ製版を主体に行なっている会社があり、材料の使い方がかなり違っていたように思います。モノクロ主体の会社での作業はルミラーや遮光マスクをあまり使わないでライトカットや赤紙とかですますとか、多重露光にしないで、ネガをくり抜いて貼り込んだりして材料コストをかなり抑えた作業方法だったと思います。 前回書いた作業を「集版」と書きましたが、集版作業は割と誰でもできました。こう書いてしまえば語弊がありますね。ほつれた髪の毛の切り抜きなどはカッターで切り抜いたりせず、筆を使って手描きしたり、写真点数が多く切り抜きが多かったり複雑な集版はやはり難しかったし時間もかかりました。ただ簡単な集版はできても写真のレタッチをできない人は結構

    写真製版 アナログレタッチ(ドットエッチング)|tek
    mizukemuri
    mizukemuri 2020/11/09
    『当時は「分解されたネガをみて出来上がりが予想できなければ一人前ではない」と言われました』▼凄いなあ。職人芸と言われたのがよくわかる
  • 写真製版 アナログレタッチ(集版)|tek

    DTP全盛の時代にアナログレタッチの話をしたところで今の若い人たちにはなんの役にも立たないと思うのですが、今の自分にとってそのときの経験が大いに役に立っていると思っています。僕の時代よりさらに昔のレタッチマンは画家の大先生みたいな扱いをされていたとか。神業のような技術で網点を描画されたそうです。細い筆を使って規則正しく同じ大きさで網点を打つこともできたそうです。アナログレタッチを教わったときに「この技術を身につければ一生っていける」と言われたものでした。後年DTPが始まり、十数年かけて培ってきた技術MACを扱えればすぐにできてしまう時代がやってくるのですが‥ 印刷物がCMYKの4色に分解された版でできていることを理解されていることを前提に話をすすめていきます。あまり細かく書くと余計わけわからなくなるので。 当時僕が使っていたレタッチの道具は、学会ルーペ(17.5倍)カッターナイフ(普通

    写真製版 アナログレタッチ(集版)|tek
    mizukemuri
    mizukemuri 2020/11/04
    何たる手間暇。熟練の人が先生扱いされていたというのも分かる
  • 写真製版のこと 焼き付け|tek

    1979年終わり〜1980年初め多少手先が器用で(と自分では思っていた)何かモノづくりに関われる仕事がしたかった僕は友人の紹介で京都の従業員10人にも満たない小さな製版会社にアルバイトとして就職しました。アナログレタッチ要員として入社したのですが、ライトテーブルが足りずとりあえず焼き付けに。現在ではCTPが当たり前だけど当時はPS版もなく、研磨したアルミ版に感光液を塗って刷版用の板を作ることから行なっていました。当時僕が行なっていた平凹版の刷版作成工程です。 コーチン細かい砂目に研磨されたアルミ版を水洗シャワー付きの流しで、弾力のある丸いスポンジたわしでゴシゴシ洗い細かい粉やゴミを洗い流します。スキージで軽く水をきりホイラーにセッティング。当時は「ホイラー」と呼んでいましたが今調べてみると「ホエラー」というのが正式名称のようです。中央の板にアルミ版をセットしてスイッチを入れると板が回転しま

    写真製版のこと 焼き付け|tek
    mizukemuri
    mizukemuri 2020/10/29
    アナログ時代のことは知らないことが多いので勉強になる
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