日本マクドナルドの業績悪化が止まりません。昨年は期限切れの鶏肉問題や異物混入の発覚などが相次ぎ、平成26年12月期決算(2014年1~12月)では純損失が218億円という11年ぶりの赤字となり、大幅な減収減益となりました。さらに2015年1月の来客数は前年同月比で28.5%減となり、深刻な“マクドナルド離れ”が進んでいます。 同社の経営はどのような状況に陥っているのでしょうか。復活の可能性はあるのでしょうか。最新の決算短信を読み解きながら、現状と先行きを考えてみたいと思います。 マクドナルドの平成26年12月期決算を見てみましょう。 まずは業績を調べるために、損益計算書に注目してください(次ページの表参照)。売上高は前の期より14.6%減の2223億1900万円。本業の儲けを示す営業利益は、前の期は115億2400万円の黒字だったのが、この期はマイナス67億1400万円となりました。 材料