朝、出かける前に必ずチェックするのが天気予報。最近はゲリラ豪雨や大型台風が頻発し、その重要度は増すばかり。現在天気予報に使われているのは気象衛星ひまわり7号だが、2015年に運用寿命を迎えるため、2014年10月7日にひまわり8号が打ち上げられる予定だ。 8号は世界最高性能の観測センサを「世界一番乗り」で搭載、気象予測の精度向上が期待される。だが世界のどこも使ったことがない観測センサであるために、苦労も大きかったようだ。開発した三菱電機ひまわり8・9号プロジェクトマネージャー磯部昌徳さんに聞きました。 ひまわり8号は世界最高性能の可視赤外放射計(Advanced Himawari Imager、略してAHI)という観測センサを搭載していますが、実はこのセンサはアメリカが次期米国気象衛星用に開発したABI(Advanced Baseline Imager)を、一部日本向けに改良したものなんで