インターネットでデータを送るときには、あたりまえだが、必ずいくらかの時間がかかる。これを遅延(latency)という。 よくインターネットのサービスで独自の技術により低い遅延(low latency)を実現したとかいう記事がでる。これがなにを意味するか、ネットワーク技術が専門のはずのIT企業の社員でも、全然わかってないひとが多い。 というわけで今回はインターネットでの遅延についてよくある誤解を紹介して、本当はいったいなんなのかということを説明しようと思う。 まず、よくサイトが重いとか、インターネットがめちゃくちゃ遅いというのと遅延が高いというのとは本質的には別の現象なんだが、よく混同されている。もちろんインターネットが遅くなっている場合には結果的に遅延も大きくなっていたりする。しかし、サイトが重くなったり、インターネットが遅くなっている本当の理由は、だいたいサーバの処理が追いついていないか
携帯電話で、3Gで動画を見ようと思っても、画質が低いとか、途中で止まるとか、パソコンで見るようにうまくいきません。携帯電話でこれだけいろんなことができる世の中なのに、不甲斐ない!のですが、技術的にいろいろハードルがあるのです。 そのハードルとは?なぜ、携帯キャリアがボタンを押したら魔法のように速くなる、ことがないのか。 まず、現実はそんなに魔法のようにはいかないのです。ケーブルや光ファイバーのような有線でのブロードバンドでさえ、年間で数十億ドルというコストが新しいインターネット回線のために必要です。そんな投資をしてもさらに、動画やtorrentファイルのような大容量データの負荷で帯域がパンパンになって、通信キャリアが、グーグルなどのコンテンツ事業者も金を出せと言い出したりして、対するネット企業からネット中立性が主張される、みたいな流れになっているくらいです。 これが無線ブロードバンドになる
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