全国17都府県のコンビニの現金自動預け払い機(ATM)約1400台から現金約14億4000万円が不正に引き出された事件で、現金引き出しに使われた偽造カードに中国語の記載があったことが捜査関係者への取材でわかった。 警察当局は事件の背後に国際的な犯罪グループが関与しているとみて調べている。 捜査関係者によると、不正に一斉に現金が引き出されたATMの一部に、不正なカードと認識された偽造カード6枚が残っていた。 偽造カードの表面には、いずれも中国語が記載されており、中国系の焼き肉店の顧客カードとみられる。南アフリカのスタンダード銀行が発行したクレジットカードの情報が書き込まれており、データを空にした顧客カードに、南アのカード情報が書き込まれたとみられる。