カンボジアのパイリン県で顕微鏡でサンプルを調べる保健関係者(2012年7月5日撮影、資料写真)。(c)AFP/TANG CHHIN SOTHY 【9月23日 AFP】10年前に見つかった薬剤耐性マラリアが初めてベトナムに広がったと指摘する論文が21日、医学誌「ランセット感染症ジャーナル(Lancet Infectious Diseases)」に発表された。論文執筆研究者らは警戒するよう呼び掛けている。 このマラリアは2007年、カンボジアで初めて見つかっていた。専門家らはインドやアフリカなど他地域への拡大を防ぐよう、対策実施を呼びかけた。 同論文共著者の一人であるタイ・バンコク(Bangkok)のマヒドン大学(Mahidol University)熱帯医学研究部門のマラリア部長アージェン・ドンドープ(Arjen Dondorp)教授はAFPの取材に対し、このマラリアが「ベトナムで野火のよう