拡大する「死の海域」:バクテリアによる浄化は可能か 2008年12月17日 環境 コメント: トラックバック (0) Brandon Keim 世界の沿岸海域における低酸素および富栄養海域マップ。黄丸は懸念のある海域、赤丸は確認された低酸素海域、緑丸は回復しつつある海域(クリックでマップを拡大) Image credit: 世界資源研究所(WRI) 海洋生物が生息できない「デッド・ゾーン」(死の海域)が拡大している。 農業廃棄物や生活排水が原因で富栄養化が起こり、藻類などが大発生してアオコや赤潮と呼ばれる現象が発生しているのだ。[アオコ(青粉)は、微細藻類が大発生し水面を覆い尽くすほどになった状態、およびその藻類を指す。赤潮はプランクトンの異常増殖により海や川、運河、湖沼等が変色する現象で、色は赤とは限らず、アオコもその一種。富栄養化のほか、自然の浄化槽の役目をはたしてきた干潟が減少して