著: 辛酸なめ子 一番長く家族と暮らした思い出の地、浦和 自分の故郷はどこかと聞かれたら、幼少期と小5から20代半ばまで住んだ「浦和」と答えさせていただきます。 親の仕事の関係で入間市や飯能市など埼玉県内を転々として、幼稚園や小学校で複数回転校しましたが、一番長く家族と暮らした思い出の地は浦和。今は誰も住んでいない実家は時々夢に出てきます。気になってGoogleストリートビューでチェックして、まだ家屋が存在していることにホッとしました。 この機会に、久しぶりに思い出の浦和を訪れてみました。京浜東北線に揺られて、昔住んでいた北浦和へ。浦和は東西南北に中浦和、武蔵浦和と「浦和」と名のつく駅が多数あるのが特徴です。 以前、都内で「浦和って多すぎない? そんなにいらないよな」と若者が話すのが聞こえて、「そんなことない」と元住民として抗議したくなったことがありました。◯◯浦和の中では、浦和には敵わな