9日午前4時30分頃、横浜市港北区の横浜国際総合競技場(日産スタジアム)の駐車場に、増水した鶴見川の水が流入し始め、止まっていた車2台が自力走行できなくなった。 計3人が乗っており、消防に救出された。けがはなかった。 国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所によると、競技場のある新横浜公園などは、大雨などで鶴見川の水位が上昇した時、水を流し込んで遊水地として活用している。大雨の影響で9日午前4時30分から約3時間にわたって水が流れ込み、駐車場の水位は最大で約90センチに達した。流入量は長さ25メートルのプールで約240杯分だった。 横浜市消防局などによると、1台は競技場の改修工事で訪れていた男性作業員2人が乗った乗用車で、8日夜からの作業後、車内で仮眠を取っていた。9日午前6時25分頃、うち1人が「車内に水が入って逃げられない」と119番し、消防が午前7時過ぎに救助した。2人は車の上に避難し