箱根山が噴火したのを受け、政府の2回目の関係省庁災害警戒会議が1日、内閣府で開かれた。内閣府によると、箱根町から、箱根全体が危険と受け取られないように「大涌谷周辺」という名称で情報発信してほしいと要望があったという。 気象庁は6月17日、噴火警戒レベル2の時点では警戒が必要な区域を「大涌谷周辺(箱根山)」という表記に変更した。しかし、警戒範囲が拡大し、入山規制が必要なレベル3に引き上げられた時点では、正式な火山名の「箱根山」を使い、警戒を呼びかけている。 会議で、箱根町の山口昇士町長は「夏の観光シーズンに向かうが、住民も観光客も普通に箱根を楽しみ日常生活を送っていることを訴え、(観光客に)お越しいただくよう努力したい」と話した。山谷えり子防災担当相も「小涌谷、芦ノ湖周辺など主要な観光地は今回の規制の範囲外。箱根登山ケーブルカーも通常運行している。冷静に対応していただきたい」と話した。(桑山
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