手前から福音館書店から出版される新本、今までの旧本、オランダの原書左から福音館書店から出版される新本、今まで出版されていた旧本、オランダの原書 子どもにおなじみの絵本「うさこちゃん」(福音館書店)のシリーズが一新された。原色に近い鮮やかな色から、現在のオランダ語の原書と同じ深みのある色へと変わり、4月上旬、書店に並ぶ。日本に紹介されて46年。「ミッフィー」の名でも親しまれているウサギの色彩が統一される。 生みの親は、オランダの絵本作家ディック・ブルーナさん(82)。絵本の色や構図はいたってシンプルで使うのは「ブルーナ・カラー」と呼ばれる黄、赤、青、緑、茶、灰の原則6色だけだ。 1955年にオランダでシリーズ1作目が出て以来、当初明るかった青や緑は徐々に沈んだ色に、赤は限りなくオレンジに近くなるなど、独特の色合いが定まっていった。 福音館書店相談役の松居直さん(83)が、日本語版を出