「不確実性」高まる北極 中ロ、現時点で利害一致―米国防総省高官の一問一答―第1部「二つの北極」(2)〔66°33′N 北極が教えるみらい〕 2024年09月11日07時32分配信 グレッグ・ポロック 米国防総省筆頭部長(北極・グローバルレジリエンス担当)(同省提供) 米国防総省が7月に公表した「北極戦略2024」策定で中心的役割を担った同省のグレッグ・ポロック筆頭部長(北極・グローバルレジリエンス担当)は8月30日までに、オンラインで時事通信の取材に応じ、北極の現状について「不確実性が高まっている」との見方を示した。一問一答は以下の通り。 北極で過熱する覇権争い 米中ロの思惑、利害が交錯―軍事化懸念、高まる緊張・第1部「二つの北極」(2)〔66°33′N 北極が教えるみらい〕 ―北極の安全保障環境をどう見るか。 最初に思い浮かぶのは「不安定」という言葉だ。気候変動、ロシアのウクライナ侵攻、