障害者苦しめる「65歳の壁」 9月26日 16時45分 障害のある人が65歳になると、障害福祉から介護保険のサービスに変わることで、サービスが減ったり負担額が増えたりするケースが各地で相次いでいる実態が、障害者団体の調査で明らかになりました。 「65歳の壁」とも言えるこの問題。 必要なサービスが受けられなくなってしまう突然の変化が障害者を苦しめています。 生活情報チームの三瓶佑樹記者が解説します。 風呂は週4日から3日へ 福岡県田川市で1人暮らしをしている稲田博美さん(67)は、脳性まひで生まれた時から体の自由がきかず、生活には人の手助けが欠かせません。 風呂に入るときも介助が必要ですが、以前は週4回受けられていたこのサービスが、65歳を境に3回に減ってしまいました。 稲田さんは「夏は特に汗が出るから毎日でも入りたいですがお金がかかります。64歳まではしてもらっていたことができなくな