先月、東京・大田区でタクシー運転手の男が営業中に危険ドラッグを吸ってタクシーを蛇行運転させていたことが分かり、警視庁はこの男を道路交通法違反の疑いで逮捕しました。 危険ドラッグを吸って営業車両を運転したとして逮捕されるのは全国で初めてです。 逮捕されたのは、元タクシー運転手で、豊島区池袋に住む丹沢彰二容疑者(54)です。 警視庁の調べによりますと、丹沢容疑者は先月7日、大田区田園調布で危険ドラッグを吸ってタクシーを運転したとして、正常な運転ができないおそれがある状態で運転することを禁じた道路交通法違反の疑いが持たれています。 タクシーがハザードランプを点滅させて蛇行運転しているのを警察官が見つけ職務質問したところ、車内から危険ドラッグや吸引器具が見つかり、警視庁で鑑定したところ、規制対象でないドラッグの成分が検出されたということです。警視庁によりますと、丹沢容疑者は半年ほど前から危険ドラッ