この画像を大きなサイズで見る カツオブシムシという昆虫がいる。その幼虫は毛織物などの繊維質を餌とすることから害虫とされているが、そんな彼らも役に立っている。干からびた動物のタンパク質を食べ、骨は食べないという性質を利用して、脊椎動物の骨格標本作りに利用されているのだ。 カツオブシムシたちは、動物の死骸の骨を損なうことなく、きれいに肉をはがしていく。カリフォルニア大バークリー校の脊椎動物学博物館は、100年近くこうした虫を利用している。 Watch Flesh-Eating Beetles Strip Bodies to the Bone | Deep Look 生命の図書館である博物館で働く研究者たちは、次世代のため動物の標本を保存するのに、このカツオブシムシ科の甲虫をうまく利用している。毎年、数多くの動物の遺骸が博物館に持ち込まれ、そこで、甲虫たちの出番となる。 カリフォルニア大バークリ