ダブリン(CNN) スペインの新興企業がピザやパスタ、デザートなどの食品をプリントできる3Dプリンターを開発し、アイルランドでこのほど開かれたIT展示会「ウェブサミット」に出品した。来年後半にも発売を見込んでいる。 ナチュラル・マシーンズ社が発表した「フーディニ」は一見、普通の3Dプリンター。プラスチックの代わりに食材を入れると、パスタやバーガーなどの食品がステンレススチールのカプセルから絞り出される。 ただしフーディニがやってくれるのは最も難しく手間がかかる工程のみ。例えばピザを作るにはまず生地がプリントされ、続いてソースがプリントされる。ケーキの精巧なデコレーションや、チョコレートの装飾なども作り出せる。 調理は自分でする必要があるが、今後の製品では調理もできるようにする予定だという。 前面に搭載されたタッチ画面ではレシピサイトに接続できる。スマートフォンから遠隔操作することも可能。