学校時代の同級生に「エホバの証人」の信者がいた。エホバの証人とはどんな宗教なんだろう、そう思って図書館で本を読み始めたのがセクト問題に関心を持つきっかけだった。本を読むうちにエホバの証人はいかなるセクトか、そしてセクトとはどんな団体を指すのか、徐々に理解していった。そうしているうちに自分が入っていた創価学会もセクトではないか、そう気付いてしまった。そして、創価学会を批判する書籍に手を伸ばし始めた。最初に読んだのは乙骨正生「怪死」だった。この本を読んで創価学会は間違いある宗教だと確信した。それからは創価学会が間違いある宗教だと考える筆者と創価学会こそ至高の宗教だと考える親とのバトルだった。かなり過酷な局面もあった。だが最終的には筆者が創価学会の活動から離れるのは承諾してくれた。当時、10代半ば。 成人を迎え、選挙のたびに創価学会信者が投票依頼にやってきていたが、私は適当に相手して投票する不利