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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/joyce (2)

  • BBCのジャニー喜多川「性加害」報道が問う、エンタメ界の闇と日本の沈黙

    <公然の秘密ながら日の大手メディアは決して深入りしない、ジャニー喜多川の疑惑を取り上げたBBCの番組は、世界共通のエンタメ界の闇と、日社会の問題を投げかける> 東京でイギリスの新聞の特派員をしていた頃、外国から有名ジャーナリストがなだれ込んで来ては、日ではとっくに常識と思われるようなニュースを大々的「スクープ」として報じているのに驚かされた。日経済はもはや世界の先頭を走っていない! 日でもホームレスが問題化している! 日の司法制度は過酷すぎる! そしていま加わったのが──ジャニー喜多川は連続性加害者だ! イギリスで3月7日、BBCのドキュメンタリー『捕者:Jポップの隠れたスキャンダル』が放送された。ジャニーズ事務所の創業者である故ジャニー喜多川を取り上げたものだ。公平を期すために言うと、番組を担当した記者モビーン・アザーはこのスキャンダルを新事実として報じたわけではない。むし

    BBCのジャニー喜多川「性加害」報道が問う、エンタメ界の闇と日本の沈黙
  • それでもBBCを賞賛する?

    イギリス以外の国にいるとき僕は、イギリスのテレビ局BBCが好きだと人からよく聞かされる。ニューヨークに住んでいたときは特にそうだったが、東京でもそんなことがよくあった。BBCの国際放送が、アジアやアフリカの国々でどんなに賞賛されているか、というようなことを友達から聞かされた。 ニューヨークにいるときは、初めのうち僕はこう疑ってかかった。BBCをほめたたえるのはつまり、国際人のニューヨーカーが「洗練された自分」を気取って演出するための小道具なんじゃないか? でもアメリカテレビ報道を目にして、BBCがアメリカのニュースをはるかにしのぐ報道の質と客観性を追求していることがよく分かった。アメリカテレビ局各社は民営で採算重視だが、BBCは公共放送だからというのも理由の1つかもしれない(念のために言っておくと、新聞の事情はまるで違う。僕はアメリカの主要新聞各紙を高く評価している)。 個人的には、B

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