階段を上がると、「発達障害」などの書籍の並ぶ棚や、正面にスクリーンなどが配置された店内に、ほんのりとコーヒーの香りが漂う。ここは、都内でも珍しい、コミュニケーションが苦手という人たちや、社会になじめない人たちなどの集まるブックカフェであり、ITやアートなどのコワーキングスペースにもなっている。 そんな東京都新宿区の早稲田通り沿いにオープンした「Necco Cafe」(ネッコカフェ)では、「大人の発達障害」などの当事者たちが、ブックカフェを運営している。 カフェで出されるコーヒー豆も本格的だ。「モカ」「ケニア」といったコーヒー豆は自家焙煎されていて、1杯ずつ丁寧にペーパードリップされる。 アイスコーヒーも、24時間かけて仕込んだ「本格水出し」だ。 メニューには他にも、オリジナルブレンドのハーブティーやオレンジジュース、クッキーなども用意。1杯のドリンクで、訪れた人たちは、読書を楽しんだりしな