(CNN) このクラブについていくと一度決めたら決して浮気はしないというのがサッカーファンの不文律。だが愛するクラブの変貌(へんぼう)に幻滅したあるファンが、ネット競売サイトの「イーベイ」で最も高値を付けてくれたクラブに自分のファン魂を売ると言い出した。 「歴史と伝統を金で売るのがサッカー界の最近の流行だから、自分も時流に乗ろうと思った」と言うのが、自らのファン魂を売りに出したベン・ダドリーさんの弁。ダドリーさんはこれまで、英ウェールズのサッカークラブでイングランド2部リーグに所属する「カーディフ・シティー」の熱烈なファンだった。 きっかけはカーディフを買収したマレーシア人オーナーが、アジアのサッカーファンへの受けを狙って伝統の青いユニフォームを赤に変えると言い出したことだ。だがカーディフは「ブルーバード」という愛称で地元ファンに親しまれてきたチームだ。 「カーディフは地元ファンを捨てたと