幾何学的なデザインが多かった初期のフォントデザインの中で、1920年代に、今なお世界中で使われている現代的で可読性の高いフォント「Futura(フーツラ)」がドイツ人デザイナーのパウル・レナーによって発表されました。フーツラがナチス・ドイツに使用を禁じられるなどの危機を乗り越え、結婚式の招待状から芸術家・映画監督にまで愛されるフォントとして広まった経緯がムービーにまとめられています。 The font that escaped the Nazis and landed on the moon - YouTube 「Futura(フーツラ)」というフォントは世界中で広く使われています。 フーツラのフォントはナイフで切ったような鋭さと…… 大きく丸く描かれたカーブが特徴です。 フーツラは芸術家のバーバラ・クルーガーのポップアートに使われており…… バーバラ・クルーガーのパロディアートとして、ス
まちを歩くと、なにかとめにつく「HG創英角ポップ体」。ポスターや看板などあらゆる場所でみかける。 たまに、シリアスな注意書きの看板に、にぎやかでたのしげな雰囲気のポップ体がつかわれたりして、おもしろ写真としてネットで話題になったりする。 そんな「HG創英角ポップ体」をつくったひとはどんなひとなんだろう?
「明朝体はこのままだとあと20年もすればこの世から消えてしまうかもしれない」。独立系フォントベンダーであるタイププロジェクト社長の鈴木功さんはそう語る。鈴木さんはタイプデザイナーであり、デザイン業界で評価の高いAXIS Fontの生みの親として知られる人物だ。 事実、明朝体を目にする機会は激減している。PCのWebブラウザーはもちろん、スマートフォン、タブレットといったデバイスの基本フォントはいずれもゴシック体。ニュースは新聞ではなくニュースサイトやアプリでチェックし、知りたいことは本ではなくググるかFacebookで尋ねる時代。紙媒体ですら、ゴシック体で堂々と本文を組む書籍が増えた。私自身、Web業界の経験が長い新人編集者に、明朝体で組まれた新刊のゲラを「なんか読みづらい」と言われてしまった経験がある。 「気持ちが悪い」から始まった、明朝体の居場所作り 6年前。鈴木さんには忘れられないエ
■ 『キルラキル』の見どころは、アホの子(CV:洲崎綾)ですよね? こんにちは。榊です。 今日は、この10月から始まったTVアニメ、『キルラキル』に出てくるあの文字の話です。 これです。 『キルラキル』では、こんな風に大きなサイズの文字で頻繁にテロップ(?)が入るのですが、この文字、かなり太いですよね。 ここまで極端に太いフォントというと、視覚デザイン研究所のロゴGブラックが真っ先に思いつくので、てっきりそれだと思ったのですが違いました。 (手作業で加工するには違いが多すぎたのと、ライセンスの関係で視覚デザイン研究所のフォントを使う可能性は低いだろうと思われたので、変だとは思ったのですが、思い込んでしまっていました。) 正解は、フォントワークスのラグランパンチでした。 ツイッターで指摘されるまで、このフォントの存在を完全に失念してしまっていました(笑) 上がオリジナルの映像、下がフォント(
新書体を使った案内標識のイメージ。特徴的なのは「越」で、中央と右の部分がはねているほか、部首も従来より滑らかになった従来の書体の案内標識。「越」に省略が目立つほか、「山」の下部を角張らせている 東日本、西日本、中日本の各高速道路会社(NEXCO)は、高速道路の案内標識に使ってきた独自の書体を、米アップルのiPad(アイパッド)などに採用されている市販のものに変えることを決めた。高速走行中でも見やすく、バランスが良いという。書体の変更は、1963年に国内初の高速が開通して以来、初めて。 新しい書体は、大日本スクリーン製造(京都市)の「ヒラギノ角ゴシック体 W5」。書籍や雑誌、テレビ番組のテロップなどに広く使われる。文字を構成する一画一画の間の空白の大きさが均等に見えるのが特徴だ。 3社は今年7月、新規開通や付け替えなどで標識を業者に発注する際に、今後はヒラギノを使うよう指示することを決
NEXCOが道路標識に使う書体を道路公団標準文字(公団ゴシック・JHゴシック)からヒラギノに変えるという話題に対して、NEXCO中日本が行った新旧書体の実証実験が看板文字サイズの変更をも伴ふ試験だったため、旧書体のままサイズ変更のみの試験をなぜやらなかったのかと訝る声がtwitterで散見された。 確かに、旧書体(JHゴシック)は高速移動中の視認性を追求して設計された特殊な書体である点が知られ、例へば東名高速道路「愛鷹」(あしたか)パーキングエリアの「鷹」の字*1や同「遠州豊田」パーキングエリアの「州」「豊」の字*2など、略字化することで視認性を向上させている例が二〇〇九年十一月放送のタモリ倶楽部「フォントにあった怖い話」で取り上げられてゐたりする。 放送では、高速道路の標識が「時速一〇〇キロで一四〇メートル離れた標識を五〜六秒で視認できる」ことを基準に作られてゐることが紹介されてゐた。
学参書体が使われた、とある新聞広告に端を発した議論。 そもそも学参書体ってなに? 教科書体とはどう違うの? 学参や教科書以外に学参書体を使うとなぜいけないの? じゃあ教育現場では、どんな書体が使われていけばいいんだろう。 どんどん広がる書体談義をまとめました。 続きを読む
気になっていたポスターがあります。ある展覧会のポスターなのですが、光朝で組まれたこの画家のお名前、最後の「三」の字の座りが悪い……。一文字だけ横画を太らせているのです。 強いコントラストが特徴の光朝ですから、「三」のように横画ばかりの文字は、太い縦画がないぶん他の文字より弱く見えるのは道理です。しかしだからといって、この例のように一文字だけ手を加えてしまうと、バランスがおかしくなって美しさが損なわれるように感じます。 ところが先日、東京国立博物館にまた別の展覧会を見に行ったら、さらに度肝を抜かれてしまいました。入館すると音声ガイドのポスターが目に飛び込んでくるのですが、ナレーション役の俳優さんのお名前が次の画像のように組まれていたのです。 たぶん小塚明朝です。最後の一文字をご覧ください。解説するまでもなく、漢字の「二」であるべき文字がカタカナの「ニ」になっています。はじめの例と同様の意図で
【東京支社】都内のJR駅で利用客が迷わないよう、粘着テープで案内表示を作る話題の警備員がいる。花巻市高木出身、東京都世田谷区在住の佐藤修悦さん(55)だ。温かみのある字体が評判を呼び、公開中の映画「まぼろしの邪馬台国」(堤幸彦監督)の題字にも採用された。音楽CDの表紙やポスターなど活躍の場は広がるが「あくまでも駅を便利にするのが自分の役目」と自然体で取り組んでいる。 佐藤さんが保安巡回係として働くJR日暮里駅(荒川区)では、改修工事の仮囲いに「JR日暮里駅北口↓」などゴシック体の案内表示が目につく。「トイレ」なら赤と青、「JR」なら企業カラーの緑色が使われ、遠くからでも見やすい。 始めたきっかけは2003年に担当したJR新宿駅の改修工事現場。複雑な通行制限で道に迷う乗降客の多さに頭を痛めていたとき、工事用の粘着テープが目に入った。壁に表示を作ってみたところ「分かりやすい」と評判になったとい
ED治療薬(勃起薬)は様々な違いがあります。持続時間、作用時間、効果の強さ、食事の影響などの比較をご紹介しています。 サイトマップ ED治療薬(勃起薬)の比較・違い ED治療薬(勃起薬)は、現在のところ4種類販売されています。それぞれの特徴の違いを比較します。EDに効果があるメカニズムはどれも同じですが、持続時間、即効性、食事やお酒の影響などで違いがあります。お薬は個人差もありますが、ご自分に合っているものを探すことも大切です。また、状況にわけて様々なED治療薬を使い分けている方もいらっしゃるようです。正しいお薬を選択する事で、より効果を得る事ができるでしょう。 ED治療薬の通販はコチラ 勃起力で選ぶならこのED治療薬! バイアグラ ED治療薬で最も有名なのはバイアグラではないでしょうか? バイアグラは勃起力が強くなる薬で、ED治療だけでなくナイトライフを楽しみたい方にもオススメなED治療
<ガムテープ案内文字、修悦体って> 2003年、JR新宿駅の大規模な切替し工事の際、構内の案内文字が多くの人の目を引きつけました。 いわゆるゴシック体ながら、印刷とは異なり、しっかりと目立つ。でもちょっと個性的。近づいてよく見るとその文字はなんとガムテープらしきものを切り張りして作られていました。案内文字は、ブログやメディアなどで紹介され、話題となりました。この文字の作り手が、駅構内の警備員佐藤修悦さん。問い合わせの絶えないわかりづらい駅の案内をする仕事上でのアイデアであり、素材(色)の妙や、修悦さんのゴシック体への強いこだわりから生まれたのが、テープで作られた文字(修悦体)です。 そして2007年、判りやすくかつ独特なゴシック体が、工事中の日暮里駅に再び現れました。修悦さんの作る文字は更に魅力的に。今も駅の大切な案内として活躍しています。 (2007/10) ▼わりと最近の修悦体
2004新宿駅工事案内板のフォント 首都圏近郊にお住まいの方なら一度は目にしたことがあるのではないか。新宿東口の工事中に工事の板にガムテープで組まれた案内表示の数々。独特のバランス感覚と、テープでつくられたとは思えない素晴らしい造形が気になっていた人も多いはず。そんな文字についてのドキュメンタリーを発見!この文字をデザインしたのは、なんと警備員の佐藤修悦さんという方だった! 新宿ガムテープ道案内のこと 新宿ガムテープ道案内のこと(2) [DARAOでまとめて見る] 案内表示というと、欧文体だとFrutigerが思い起こされる。この書体はスイスのタイポデザイナーのAdrian Frutiger氏によって、フランスのシャルルドゴール空港のためにデザインされたもの。遠くから見ても視認性が高くなるようにデザインされていて(例えば、Frutigerで打った文字をある程度ぼかしをかけても文字の違いが分
それは数年前のこと。 新宿駅は長いこと、工事中だった。「いつ終わるのかな、いつまでも終わらないんじゃないかなあ」と思いながら、利用していたのだけれど、ある時ーーー。 「道案内の表示のフォントが変わってるなあ、っていうか全部ガムテープで出来てるじゃん!」ということに、気づいた。そしてふと目にした「現在地」という表示を見て、 「かっこいい、ゴダールの映画のポスターみたいだー!」と思い、興奮して写真を撮り、自分のサイトに載せた。 (text by 大塚 幸代) で、そんなこともスッカリ忘れ、工事も終わったころ。 「ネットで、あのガムテープ文字の謎を、解明した動画が、話題になっている!」ということを、知ったのだ。 「うわあ、つきとめた人がいるのか、スゴーイ!」なんて思ってみてみたら、 動画中の<インターネット上、いくつかのサイトでも、(ガムテープの謎を)若干名が真相を知りたがっていた…>のくだりで
警備員、佐藤修悦氏が考案したガムテープによる文字「修悦体」公式サイト日暮里大回顧展開催!! 日暮里駅改修工事もいよいよ終了間近! Announcing Shuetsu-tai Nippori Retrospective. Construction at Nippori Station is finally coming to an end... 最近、活躍の場を様々に広げている修悦体ですが、やはり本丸は駅。 日暮里駅改修工事も大詰めにさしかかったようです。 そこで今回、ギャラリーページにて、佐藤氏が仕事の一環として作り続けてきた 日暮里駅の案内の数々を大公開いたします。 題して「修悦体 日暮里大回顧展」。 膨大な案内の中から、約100点を選び出し、10章に分けて展示しています。 どうぞゆっくりとご覧ください。→日暮里大回顧展を見る! Shuetsu Sato has recently be
「GD-高速道路ゴシックJA」は、高速道路標識の文字に採用されている書体“道路公団標準文字”を再現したフォント。Windows 95/98/Me/2000/XP/Server 2003/Vistaに対応するフリーのOpenType/TrueTypeフォントで、作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、商用目的でも利用できるが、フォントや文字そのもので利益を得る場合はその限りではない。 ひらがな、カタカナ、JIS第一水準を中心とした漢字、英数字、記号のほか、道路標識の絵文字を収録し、高速道路標識の文字に採用され、通称“公団ゴシック”と呼ばれる書体を再現している。公団ゴシックは、ドライバーが高速で移動しながら文字を確認できるように、“読む”ためではなく、“見る”ためにデザインされており、それぞれの文字を図形として見せる字体が特長だ。 たとえば、三鷹の“鷹”をはじめとする、画数が多く潰れや
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