ウクライナ国防省情報総局(GUR)によると、同国に侵攻したロシア軍兵士の間で「ネズミ熱」と呼ばれる病気が流行している。ネズミなどのげっ歯類が媒介し、感染すると嘔吐や目からの出血などの症状を引き起こすという。2年近く続くウクライナ侵攻がこう着状態に陥りつつあるなかで、ロシア軍の兵士が劣悪な環境に置かれていることを示している。 GURはテレグラムへの投稿で、ウクライナ北東部ハルキウ州クピャンスク近くに展開するロシア兵が「ネズミ熱」によって「ばたばたと倒れている」と説明した。症状には激しい頭痛や発熱、発疹、低血圧、吐き気、嘔吐、目からの出血があり、初期症状はインフルエンザに似ているという。腎臓にも影響を及ぼし、感染者は腰に激しい痛みを感じ、排尿困難になるとも説明している。 げっ歯類の排せつ物のほこりを吸い込んだり、汚染された食べ物を口にしたりすることで感染するとされる。GURは、この病気に関する