この画像を大きなサイズで見るimage credit 「オイルロックス(石油岩礁)」という名でも知られる、アゼルバイジャンの都市Neft Daslariは、旧ソ連の石油開発基地跡であり、首都バクーから100キロ離れたカスピ海上に位置する。 石油採掘のプラットフォームとして計画されたこの海上都市は、300キロに及ぶトレッスル橋でつながれた人工島で構成され、全盛期は5000人もの労働者が暮らしていたが、その後は衰退し廃墟化が進んでいる。 このエリアの採掘が始まったのはアゼルバイジャンの一部がロシア領となった1870年代のことだ。その後第一次世界大戦の開戦により、一帯の油田は年に175万バレルもの原油が供給可能になり、戦後にはソ連のエンジニアが海底から1100メートルの深さの地点で最高品質の石油を掘り当てた。それからまもなく世界初の海上工業都市であるNeft Daslariが誕生した。 Neft