富国生命はAI(人工知能)を使った業務の改善で、医療保険などの給付金を査定する部署の人員を3割近く削減します。 富国生命は来年1月から、日本IBM製の人工知能「ワトソン」を査定業務に導入します。医師の診断書などから病歴や入院期間、手術名などの情報をAIが自動的に読み取り、給付額の算出などを人に代わって行います。作業の迅速化と給付漏れなどの防止が最大の目的ですが、AIで事務作業を効率化できることから、富国生命では去年3月末時点で査定関連部署に所属していた131人のうち約3割にあたる34人を削減する予定です。保険業界では大手を中心にワトソンの活用が広がっていますが、AI活用による具体的な人員削減計画が明らかになるのは珍しいことです。
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