三井住友海上火災保険は、事故が起きた時の映像を自動的に録画する「ドライブレコーダー」の機能を持ったスマートフォン向けのアプリ(応用ソフト)を開発した。 8月から提供する。事故を起こした人の自動車保険料が来年秋から業界全体で高くなるため、事故防止につなげる機能もつける。 「スマ保」と呼ばれる無料アプリで、スマートフォンを車のダッシュボードなどに固定すると、衝突の衝撃や急ブレーキを感知し、自動的に前後10秒間の映像を録画・保存する。また、運転中の揺れをもとに、ハンドル操作など、運転者のクセを診断し、点数化する機能もつけ、安全運転を促す。 損保各社は来年10月から等級別の割引制度を見直す。事故を起こした人の保険料は、3年間事故を起こしていない人に比べて、最大で約5割高くなる。