セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン……いつの間にか、街のコンビニエンスストアはこの大手三社ばかりになりました。 サンクス、am/pmすら姿を消す中で、もはやチェーンですらない「個人コンビニ」は絶滅危惧種。しかしそのうちのひとつが、実は東京都内にありました。 コンビニ大手三社に加え、大手チェーンのディスカウント店やドラッグストアといったライバルばかりが並ぶいまの東京で、なぜ個人コンビニを続けられるのでしょうか? その答えを聞きに、吉祥寺までやってきました。 ▲この見慣れない看板が個人コンビニの証 先代のお菓子屋を、コンビニに! 出迎えてくれたのは、オーナーで店主の井口和彦さん。個人コンビニ「PAL(パル)」は1996年からスタートし、以来23年にわたって、地元民の生活を支えてきました。 井口さん(以下敬称略):もともとは建築関係の営業をやっていたんだけど、家のお菓子屋さんを継ぐことに
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