3月10日に東大にて開催されたイベント「CGMの現在と未来: 初音ミク、ニコニコ動画、ピアプロの切り拓いた世界」での津田さんのツイート(通称:議事録)まとめです。
![「CGMの現在と未来: 初音ミク、ニコニコ動画、ピアプロの切り拓いた世界」津田さん議事録](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f2e5e4303cda63c419b66c8d6db2f502d7e02198/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs.togetter.com%2Fogp2%2Fa2deedd7a0f8a9e3ce5ba76180d86cd2-1200x630.png)
2009年の1年だけを見ても、ASCII.jpで取り上げてきたネット音楽系の記事は枚挙にいとまがない。今回は記事を振り返り全体を俯瞰しつつ、これからの時代を考えてみたい 「なんでASCII.jpってボーカロイドとニコニコ動画ばっかりやってるの?」 以前、Twitter上でそんな一言を見かけたことがあった。それに対して編集者がつぶやき返すとしたら恐らく、こう。「面白かったから」 その短絡さにあきれることなく、動画サイトを一度どっぷり見てみてほしい。そこには数えきれないほどの新曲が、毎朝毎晩さも当然という顔をして投稿されている。投稿するDTM作家はMIDI世代のベテランと、20代の学生が中心といわれる。曲の質はおしなべて高い。異様に感じるくらいだ。 彼らが曲の質を高めた背景には、ネットの高速なコミュニケーションがあった。Skypeがあり、Twitterがあり、一部には交流専用のSNSさえあった
ご質問の内容はこうでした。「『金銭でなく賞賛だけを対価にして作品を生む無名のクリエイターは、匿名だからこそ大量に生まれた面がある』という論点に興味があるので、もう一歩踏み込んでほしい」。以下お答えです。http://bit.ly/Qy75c UGCの作り手の多くは既存コンテンツのカバーや模倣から始めます(正確には創作全般がそうですが)。発表の舞台はニコニコ動画やYouTube等。UGCの主要分野の一つはMADですが、著作権的には財産権も人格権も思い切り侵害しています。匿名でないと発表自体がそもそも困難といえます。 MADではありませんが、例えばアイドルマスター(「ニコマス」と呼ばれる方です)は既存ゲームのプレー画面(動画)を切り出し、別の楽曲(これも大半は既存曲)と合成するという膨大な作業を経て生み出されます。その作成経過から明らかなように、著作権的課題が多々あります。何とも残念なことに。
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