筆者は動画共有サイト「ニコニコ動画」を頻繁に視聴する。いわゆる「ニコ厨」である。最近は音声でテキスト・データを読み上げるソフト「SofTalk」を使った動画作品「ゆっくりしていってね」シリーズなどが好きだ。 先日,「ゆっくりしていってね」関連の動画をあまりネットを使わない女性の友人に見せたところ,ドン引きされた。内容は有名なアニメ主題歌のややブラックなパロディソングだ。そうなることを恐れつつも,面白さを共有し合えることに多少の期待感があったのだが,やはり駄目だった。 ニコニコ動画は,誰もが楽しめる一般的なサービスとしてはまだ普及していない。改めて,そう感じさせられた。 マニア向けから脱却してiモードのようになる ニコニコ動画を運営するニワンゴと親会社のドワンゴは2008年12月4日,都内でニコニコ動画に関連したイベントを開催した(関連記事)。会場では元NTTドコモでドワンゴ顧問の夏野剛氏が