今月31日の「世界ハンセン病の日」を前に、映画監督の宮崎駿さんが「もののけ姫」など自身の作品とハンセン病との関わりについて初めて講演で語りました。 宮崎駿さん:「『もののけ姫』を作りながら、ハッキリと業病といわれた病を患いながらちゃんと生きようとした人たちのことを描かなければいけないと思った」 宮崎さんは、映画「もののけ姫」の製作中に東京・東村山市にあるハンセン病の療養所を訪れたことを明かしました。病気が治った元患者との出会いを通して、ハンセン病の患者を思わせる包帯姿の人たちを映画で描いたということです。今回、元患者からの相談を受けて、ハンセン病の歴史を残すために初めて公の場で語ることにしたということです。