埼玉県東部の県立高校で、生徒322人の成績などの個人情報が、スマートフォンの無料通話アプリ「LINE(ライン)」を通じ、生徒間で送受信されていたことが18日わかった。 県教育局によると、2年生のクラス担任の男性教諭(41)が15日朝、教室の机の上に学年全員の2学期の成績が記載された資料を置き、清掃活動の指導のため数分間離れた。その際、複数の生徒が携帯電話のカメラ機能で資料を撮影し、LINEを使って友人に画像を送信したという。 同校は同日、全生徒に対し、受信したデータがあれば削除するように指導した。情報が外部に流出していないかについては調査中という。男性教諭は新年度のクラス編成を決めるため、この資料を職員室から持ち出していたという。