ショート・メッセージ・サービス(SMS)で大手検索サイト「グーグル」の偽サイトに誘導する「スミッシング」の手口で現金を詐取したとして、警視庁は26日、男2人を電子計算機使用詐欺などの疑いで再逮捕したと発表した。 2人が昨春以降、不特定多数にSMS約30万件を送り、全国の約1000人から計約2000万円をだまし取ったとみている。スミッシングの摘発は全国で初めて。 逮捕されたのは東京都豊島区南長崎、会社役員佐藤真容疑者(35)と横浜市港北区新羽町、建築業山本直樹容疑者(52)の2人。今月になって別の電子計算機使用詐欺容疑で逮捕されていた。 同庁幹部によると、2人は昨年9月19日、グーグルを装い、岩手県の男性のスマートフォンに「ウイルス感染が確認されました。感染防止ソフトをお申し込みください」などのSMSを送信。記載したURLからグーグルの偽サイトに誘導し、ソフト購入のためと偽って入力させ