新年度が始まった。職場が変わった方も多いだろう。私もそうだ。3月末、東京大学医科学研究所を辞職し、研究室のスタッフとともに、新たに設立した特定非営利法人医療ガバナンス研究所に移った。
少し前に新卒で入社した富士通株式会社を退職した 理由は簡単に言ってしまえば自分の目指すキャリアパスとのミスマッチ。 おそらく人事部の書類にも、今頃そんな感じのことが書かれているんだと思う。 ただ、それだけで済ませてしまっては腹の虫が治まらないので、 なぜ好き好んでそんな会社に入社して、短期間で退職するはめになったのかを書こうと思う。 入社する前は大学の情報系学部に通い、大学院まで進学して専門分野の研究にそれなりに熱意をもって取り組んでいた。 それもあって、同じ分野の研究を企業として行なっている同社に入社しようと考えた。 内定の前後にいくつかの職種のマッチングを行う機会はあり、自分の希望についてはしっかりと主張したつもりだったけれど、 入社して1週間後に告げられた自分の配属先は、山奥の工場でメインフレームを主とするシステムの開発・保守を行う関連会社への出向だった。 当然この決定に対して人事に
保育所の待機児童問題が国政の大きなテーマとなっている。女性活躍を推進する上で仕事と子育ての両立を支える保育所問題は極めて重要だ。国も地方も「何ができるのか」具体案を迫られている。 千葉市の場合、積極的な保育所整備を進め2014、15年4月時点は待機児童ゼロを達成できたが、今年は厳しい状況だ。また、希望通りの保育所に入所できなかった方も多く、さらなる需要増に応える整備に取り組んでいる。 保育所を整備すると「預けられるなら私も」という潜在需要を喚起する特性があり、現在の保育需要や待機児童数に基づき整備をしても待機児童は永遠に無くならない。このためアクションプランを策定する際に「仮に保育所に預けられるなら働きたいですか」とのアンケートを行い潜在的な需要、つまりゴールの把握から始め、そこから割り出された数に向かって逆算で整備している。 この記事は有料記事です。 残り878文字(全文1247文字)
東京大学の入学式で、五神真総長が「新聞を読もう」「新聞を読みますか」と新入生に式辞で問いかけたとの記事が新聞各紙に掲載されています。その後に東大ホームページに掲載された総長式辞の全文を読み、意図とは違った報じられ方をしているのではないかと感じました。むしろ、総長が東大生に求める「知のプロフェッショナル」として教材になっています。 まず新聞各社のネット版タイトルと該当部分を紹介します。 東大入学式、総長「新聞読みますか?」 「習慣身につけて」「皆さんは毎日、新聞を読みますか?」と新入生に問いかけ、「ヘッドラインだけでなく、本文もきちんと読む習慣を身につけるべきです」と述べた。 出典:朝日新聞デジタル 東大生よ、新聞を読もう…入学式で五神学長「皆さんは毎日、新聞を読みますか。新聞よりもインターネットやテレビでニュースに触れることが多いのではないでしょうか。ヘッドラインだけでなく、記事の本文もき
東京大学総長が入学式式辞で、ヘッドラインだけでなく、記事の本文もしっかり読むべきだと述べた。これに関する新聞報道が、皮肉なことにヘッドラインを見ただけでは誤解を招くものになっている。 五神総長の式辞 2016年4月12日、平成28年度東京大学学部入学式が行われた [1] 。その中で、五神真東京大学総長が式辞を述べた。 五神総長の式辞ではさまざまなことに触れているが、後の方でメディアリテラシーに関する話を東大の新入生に伝えている。少し長いが、このメディアリテラシーについて触れた部分を引用しよう。 ところで、皆さんは毎日、新聞を読みますか? 新聞よりもインターネットやテレビでニュースに触れることが多いのではないでしょうか。ヘッドラインだけでなく、記事の本文もきちんと読む習慣を身に着けるべきです。東京大学ではオンラインで新聞記事や学術情報を検索し閲覧できるサービスを学生の皆さんに提供しています。
自民党の赤枝恒雄衆院議員(72)=比例東京=が12日、子どもの貧困対策を推進する超党派による議員連盟の会合で、貧困の背景について「親に言われて仕方なく進学しても女の子はキャバクラに行く」などと述べた。会合では支援団体の代表や児童養護施設出身の大学生が奨学金制度の拡充を求め、それに対する質疑応答の冒頭で発言した。 要望に対し、赤枝氏は「がっかりした。高校や大学は自分の責任で行くものだ」という趣旨の主張をした。その上で「とりあえず中学を卒業した子どもたちは仕方なく親が行けってんで通信(課程)に行き、やっぱりだめで女の子はキャバクラ行ったりとか」と話し、望まない妊娠をして離婚し、元夫側から養育費を受けられず貧困になると持論を展開。義務教育について「しっかりやれば貧困はありえないと言いたいくらい大事」と強調した。 赤枝氏は2012年に比例単独で初当選し、現在2期目。産婦人科医で、会合終了後の取
ケリー国務長官はG7外相会合の他の参加メンバーと共に原爆死没者慰霊碑に献花した Jonathan Ernst-REUTERS 今週11日、G7外相会議で広島を訪れたアメリカのケリー国務長官は、G7外相の一員として広島の原爆死没者慰霊碑に献花しました。また前後して、原爆資料館も見学しています。しかしこのニュース、アメリカの各メディアから基本的にスルーされました。 日米の時差を考えても、アメリカの11日朝のニュースや朝刊には間に合わせようと思えばできたはずです。しかし朝の時点での扱いはほぼゼロでした。その代わり、ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストなどは日中になって電子版で論評を出しました。 テレビに関して言えば、報道は極めて限られています。CNNが短く編集したニュースをウェブに出しており、この映像は午後から夕方のニュースで放送した可能性はありますが、夕方以降の7時台、8時台のニュースで
現役の米閣僚として初めて被爆地を訪れたケリー国務長官は11日、G7外相会合後に広島市内で記者会見した。訪問した原爆資料館について、「私は忘れることはないし、忘れられる人はいないだろう」と述べた。さらに「戦争とは最後に残された手段であり、最初の手段とすべきではないことを再確認した」と語った。 ケリー長官は、原爆投下直後の様子を描いた絵画を目にし「胃をたたかれたような衝撃を受けた」と述べた。平和記念公園では原爆慰霊碑に献花しており、被爆地訪問で「深く心が動かされたし、初めて広島を訪ねた国務長官であることを光栄に思う」と強調した。 一方でケリー長官は、訪問の目的を「過去にこだわり続けるためではなく、過去の教訓を現在や将来に生かすことが、どれほど大切なのかを示すためだ」と指摘。第二次大戦で戦った日米両国が終戦後は同盟国となったことに言及し、「この地(広島)は、同盟の堅固さを示す事例になっている
数年前のある日のこと、重要顧客の最高情報責任者(CIO)から呼び出しを受けました。深刻な顔で打ち明けられたのはこんな相談でした。 「実はかなり困った案件がある。A社にお願いしている新規ビジネスのためのシステム開発プロジェクトだ。難航している。昨年リリースの予定だったが1年延期した。そろそろも延長した1年も過ぎるが未だにリリースのめどすら立ってない」 それは大変です。CIOによるとこのシステム開発の当初予算は30億円。1年半かけて導入/稼働の計画だったとか。しかし計画を1年遅らせてもまだ総合テストすら始まってない状態でした。 予算とスケジュールから要員計画はおおむね想像できます。ピーク時で月間2億~3億円、人員に直すと200~300名体制で開発/導入する計画だったはずです。12カ月の開発延長期間はピーク時の半分の人員で進めたとしてもざっと10億円が投入されたはずです。少なくとも当初予算の30
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