仮想通貨交換サイト「Zaif(ザイフ)」から約70億円相当の仮想通貨が流出した事件で、コインの送金に使われた情報機器のサーバーのIPアドレス(ネット上の住所)が5日までに特定された。民間のIT専門家への取材で分かった。いずれも欧州のサーバー貸出業者のもので、擬装や匿名化もされておらず、犯人特定につながる可能性が高いという。情報セキュリティー会社エルプラス(東京)の杉浦隆幸社長、IT企業のジャパ
ことし9月、国内の交換会社から大量の仮想通貨が流出した事件をめぐり、サイバーセキュリティーの専門家のチームが、犯人につながる可能性がある不審な通信を捉えることに世界で初めて成功しました。チームは警察にこの情報を提供し、仮想通貨の匿名性の高さが壁となっている捜査が進むかが注目されます。 仮想通貨は、世界中に広がるネットワーク上で共有されている匿名の台帳を通じて取り引きが行われ、誰が取り引きを行ったかはわからない仕組みになっているからです。 これに対してサイバーセキュリティーの専門家らのチームは、たとえ台帳は匿名でも、取り引きを行うには外部から台帳のネットワークにアクセスする必要があることに注目。このネットワーク上に特殊なプログラムを組み込んだコンピューター網を張りめぐらせて流出した仮想通貨の動きを待ち構えました。 その結果、先月、何者かが台帳のネットワークに対して流出した仮想通貨を10回にわ
国内セキュリティー技術者や三菱UFJ系企業の技術者らは2018年11月5日、仮想通貨交換所「Zaif」から同年9月14日に流出した仮想通貨「Monacoin(モナコイン)」の移動を検知し、送金指示を発信したサーバーノードのIPアドレスを検出したと発表した。犯人特定の手がかりになる可能性がある。10月25日に関係当局に情報提供した。 Monacoinの追跡プロジェクトに参加したのはエルプラス杉浦隆幸社長と、都内の大学生を中心としたCTF(セキュリティー競技)チーム「TokyoWesterns」の徳重佑樹氏、藪雅文氏、市川遼氏、三菱UFJフィナンシャル・グループ子会社Japan Digital Design(JDD)の楠正憲氏、小野雄太郎氏。杉浦氏がプロジェクトを企画し、CTFチームが追跡ソフトなどのコーディングを、JDDがITインフラの準備などを担当した。 Monacoinの取引データを収集
IPアドレスは調査の結果、偽装や匿名化はされておらず、犯人特定につながる重要な手がかりとみられる。金融庁と警察当局に提供され、双方とも重大な関心を寄せている。 アドレスの特定に成功したのは、セキュリティー専門家の杉浦隆幸さんとIT企業ジャパン・デジタル・デザインの楠正憲CTO(最高技術責任者)、大学生ら計6人のホワイトハッカー。ザイフの運営会社が仮想通貨のハッキング被害を公表した9月20日以降、犯人追跡を極秘で進めていた。 ホワイトハッカーたちは仮想通貨の送金を担うネットワークに「わな」を仕掛けた。犯人がザイフから盗んだ通貨を再び送金するため、窓口のコンピューターに接続した複数のIPアドレスを逆探知することに成功した。アドレスは欧州にある二つのサーバー貸出業者のもので、警察当局が照会すれば契約者が開示される可能性が高い。楠さんは「犯人と何らかの関係があるのではないか」とみる。(編集委員・須
「こんなこともできないのか」 といいながら新しいデバイスのドライバを30分くらいで書いてLinuxのメインラインに投稿するおじさん。
いろいろと「Q」が飛んでいる「Initiative Q」に関する私の考えを述べます。 Initiative Q は、クレジットカードなどの既存決済システムを引きずらない、次世代の決済ネットワークをデジタル通貨ベースで作ろうという試みです。ある意味、仮想通貨にも近いようにも思われますが、Bitcoinなどとはアプローチが全く異なります。特徴は以下のようになります。 1. トラスト・チェーンの生成 親が子供の本人性を確認し、子供が孫の本人性を確認していくという、「トラスト・チェーン」を作ります。これは、匿名性を重んじたビットコインなどとは真逆のアプローチで、正しく本人確認をして行くときの定石です。 2. ソーシャル・グラフを使った急速な拡大による「にわ・たま問題」の解決 同時に、初期メンバーに対してリワードを約束することによって、急速に広げることを行っています。これはDropboxなどが当初や
積水ハウスが東京・五反田の土地取引で所有者を装った「地面師」に55億5千万円を詐取されたとされる事件で、別の地面師事件で逮捕された複数の人物が集まり、大がかりな計画を進めた構図が浮かんできた。警視庁は5日、既に逮捕した11人のうち8人を、この土地で虚偽の仮登記をしたとして偽造有印私文書行使などの疑いで再逮捕する。他に5人の逮捕状も取っており、実態解明を進める。 2017年4月、東京都新宿区のビル。運転手つきの高級車が横付けされた。 捜査関係者らによると、後部座席に乗っていたのは東京・五反田の廃業した老舗旅館の「元おかみ」役。約2千平方メートルの一等地の所有者になりすましたとされる羽毛田(はけた)正美容疑者(63)だった。ビル内の積水ハウスのオフィスで土地売買交渉が行われ、元おかみの「財務担当」を名乗るカミンスカス(旧姓・小山)操(みさお)容疑者(58)=海外に出国=らが同席した。 一連の交
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