金融庁が人生100年時代の社会保障を考えるうえで、生活の質を落とさない、いわゆる生活防衛資金として公的扶助だけに頼らず、なるだけ個人や家庭での蓄財をしましょうという正論をしたのに炎上するという素敵な話がありました。 ほとんどは脊髄反射なのですが、例えば「国は国民の面倒を見ることを放棄したのか」とか「国民年金は国家的詐欺」というたぐいの話ですね。 「国は国民が死ぬまで生活が送れるようにする」ことは憲法で保障されているし、公的年金だけではどうしても生活するのにお金が足りないということなら生活保護を受ける方法もあり、生きていくことはできるわけですよ。 ただ、半年に一度は温泉に浸かりに国内旅行したいとか、何かの記念日には家族で外食したいとか、孫が生まれて進学したので何か気の利いたものを贈ろうというときに、その足りない年金でやりくりするのは厳しいのは分かっているわけだから、個人で貯蓄ぐらいしておいて