インターネットに代表されるコンピュータネットワークや、その上でサービスを提供する各種情報システムは、現代社会においては必要不可欠なインフラとして機能し、幅広く利用されています。同時に、そういったシステムが十分な性能を発揮し、休みなく稼働することは当然であると期待されている状況があります。それに応えるためには、構築時におけるシステム設計が重要であるのはもちろんのことですが、それに加えて日々の運用が重要であることは言を俟ちません。 しかしながら、一般にシステムの運用は人的資源に対する依存度が高くなりがちであり、急速なシステム規模の拡大に対応することが困難であるという問題があります。また、システム構築後に現れる様々な変更や不具合に対して、「運用でカバー」することによって生じる負担増や属人化の問題も指摘されてきました。 これに抗するためには運用の自動化が重要であり、そのためにはネットワークやサービ
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