これまで何度か共同親権について書いてきた。 それは、私が見た離婚裁判、親権決定の裁判があまりにも庶民の感覚に反していると思ったからだ。 私が見た印象では、それは裁判官が庶民の感覚からずれているという問題ではなく、裁判官がその忙しさのゆえに事務的な判断を下しているからというふうに見えた。 今回、離婚によって親に会えなくなった子供達が、東京地裁に共同親権の法整備がなされていないのは、国が法整備を怠ったからだと国に慰謝料を要求する訴訟を起こした。 この判決の行方は分からないがこの流れはもう止められないだろう。 しかし日本が仮に共同親権を認める国になったとしても、裁判所の体質、弁護士の体質が今と同じであれば、果たしてその運用がうまくいくかかなり心配である。 地方自治体、警察、裁判所これらの組織が事なかれ主義を止め、一つ一つの案件に対して深く踏み込み、そして詐術を用いて子供の引き離しを測っていると思