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文学と本に関するmmddkkのブックマーク (16)

  • 【翌朝追記あり】劉慈欣「三体」の好きなところと微妙なところについて

    ネタバレ注意! 好きなところたった一つの原理から出てくる結論を三部作の最後まで貫いているこの物語の基的な原理は次の通りだ。「宇宙の資源は有限である。しかしすべての文明は成長し・生き残りたい。よって、自分が生き残るためには相手を皆殺しにしていい。さもなくば相手に殺される」。そこから出てくる結論は「相手の位置がわかったら即座に抹殺するのが最適解」。「相手と対等の立場に立って交渉するには、いつでも相手の文明の座標を全宇宙に晒す装置を作ればいい」。 これが適用されるのは地球人対エイリアン・三体人だけではない。宇宙戦争ののち、孤立した地球人の宇宙船同士も相互不信に陥り、突然殺し合いを始める。この原理原則に例外はない。 どうしても攻撃したくなければ、相手の脅威にならないと示すため、限定された空間の中に引きこもるしかない。 絶望的な世界観エイリアンのたった一つの水滴という兵器に、地球の最強の兵器であっ

    【翌朝追記あり】劉慈欣「三体」の好きなところと微妙なところについて
    mmddkk
    mmddkk 2024/07/09
    II部の甘ったるいメロドラマは何かオチがあるのかと思ったら何もなかったので驚いた。III部の最初の「プレゼント」を喜ぶ女性は良くも悪くも無邪気だなと思った。I部のストイックな盛り上げ方はとても良かった。
  • 「作」と「著」の違いって何? ネットで話題…岩波文庫がズバリ回答 「マジか」「これは知らなかった」 - スポニチ Sponichi Annex 芸能

    「作」と「著」の違いって何? ネットで話題…岩波文庫がズバリ回答 「マジか」「これは知らなかった」

    「作」と「著」の違いって何? ネットで話題…岩波文庫がズバリ回答 「マジか」「これは知らなかった」 - スポニチ Sponichi Annex 芸能
    mmddkk
    mmddkk 2024/04/12
    「岩波文庫での『著』と『作』の違いですが、小説や詩などの(文学的)創作の作者には『作』を、それ以外の著作物の著者には『著』を用いております」
  • 楽しく生きるための100冊 2019|さとなお(佐藤尚之)

    ボクが主宰している「コミュニティ4th」では、毎月「Bookトライブ」という読書会をやっています。 一冊課題図書を決めて、みんなで読んできて感想を言い合う、という会ですね。 そこでここ数年、何を読んできたか、というのはこちらに書きました。 で。 去年の年末、そのトライブによく来ている谷川敦さん(あだ名はタフマン)という30歳男子(当時)が、こんなようなことを相談してきました。 「教養のある大人になりたいなあ、とぼんやりとした憧れを持っているんですが、ほとんども読まずに30歳になってしまいました。来年はBookトライブの課題図書だけでなく、もっとたくさんを読みたいと思うのですが、絶対読むべきを100冊くらい教えてくれませんか?」 ・・・なるほど。 ちょっと上からになって申し訳ないけど、良い心がけじゃw。 よし、ここはボクだけでなく、驚異の読みにして「Bookトライブ」の部長である高島

    楽しく生きるための100冊 2019|さとなお(佐藤尚之)
  • finalvent on Twitter: "村上春樹を読んだことのない人は、短編集「回転木馬のデッド・ヒート」を読んで、いいと思ったら短編集「神の子どもたちはみな踊る」を読むといいと思う。それだけでもいいとすら思う。逆にこの2短編集の感触からそれる村上春樹評は気にしなくていい。"

    mmddkk
    mmddkk 2014/05/12
    「村上春樹を読んだことのない人は、短編集「回転木馬のデッド・ヒート」を読んで、いいと思ったら短編集「神の子どもたちはみな踊る」を読むといい」
  • Amazon.co.jp: 星と祭 上 新装版 (角川文庫 い 5-4): 井上靖: 本

  • 経済学者のためのSF - P.E.S.

    なぜだか最近、SF小説お勧めリストがはてなブックマークをにぎわしてます。 読んでいてもたいして良いことはないSF名作私選十作 - 脳髄にアイスピック読んでなくてもヤバくない名作?SF小説10選 - novtan別館読んでおくと良いかも知れない名作SF小説8選 - あざなえるなわのごとし読んでないとヤバイ(?)ってレベルの名作SF小説10選 - デマこいてんじゃねえ! なぜ??とか思っていたら、これがシンクロニシティというやつなのかクルーグマンがノア・スミス氏のブログポストに影響されて、経済学者のためのSF小説をいくつか紹介してました。なのでそれを翻訳、ではなくてそもそものノア・スミス氏の方のポストを訳してみました。 経済学者のためのSF ノア・オピニオン 2013年5月11日 Diane Coyleが「経済学者のための古典作品」と題したブログポストを挙げたところ、ツイッターで誰かが私に「経

    経済学者のためのSF - P.E.S.
  • Amazon.co.jp: 女生徒 (角川文庫): 太宰治: 本

    Amazon.co.jp: 女生徒 (角川文庫): 太宰治: 本
  • 「黒い時計の旅」はスゴ本

    2007年のNo.1スゴ、幻想と現実が絡みつく、悪夢のような小説。 たいていの小説はdriveするように読んでいる。読むスピードやペース、展開の先読みをどこまで自分に許容するか、といったことを意識してハンドリングしている。ところがこれは、に飲み込まれる感覚。物語に引きずり込まれ、その世界に放り出され、彷徨い歩く。driveされているのは「わたし」だ。 物語のイメージは夜、しかも真黒なやつ。読み始めるとすぐに、手で触れられる闇がねっとりと皮膚にからみついてくる。もちろん昼間のシーンもあるが、読み手は夜の中から覗き見ているような気分。重要な出来事は夜に起きる。歴史は夜作られる。 これは、もうひとつの二十世紀の物語。ヒトラーが死なず、1970年代になってもドイツアメリカ戦争を続けている二十世紀。わたしたちの知る二十世紀と、もうひとつの二十世紀の間を、物語が振り子のように行き来する。 スト

    「黒い時計の旅」はスゴ本
  • Amazon.co.jp: 半七捕物帳 1 新装版 (光文社文庫 お 6-16 光文社時代小説文庫): 岡本綺堂: 本

    Amazon.co.jp: 半七捕物帳 1 新装版 (光文社文庫 お 6-16 光文社時代小説文庫): 岡本綺堂: 本
  • 面白いと思った小説かぁ - finalventの日記

    ⇒VIPPERな俺 : お前らが生涯で最も面白いと思った小説書いてけ、買うから 死ぬことと見つけたり〈上〉 (新潮文庫): 隆 慶一郎 死ぬことと見つけたり〈下〉 (新潮文庫): 隆 慶一郎 孫子〈上〉 (講談社文庫): 海音寺 潮五郎 孫子〈下〉 (講談社文庫): 海音寺 潮五郎

  • [書評]あなたの人生の物語(テッド・チャン): 極東ブログ

    「あなたの人生の物語」(参照)は、中国系二世の米国人SF作家テッド・チャンの短編集で、ネイチャー誌に掲載されたショートショートを含め、8編の作品が収録されている。どれも米国のSFコンテストの賞を得ている佳作ぞろいである。 寡作の作家らしく、実質書以外の著作はないようだ。もしかして日で編集された選集ではないかと疑い、英書探すと「Stories of Your Life and Others(Ted Chiang)」(参照)があり、邦訳はそれに準じたのものようだ。 私は書を、その評価もテッド・チャンという作家についても何も知らないで読んだ。勧められたわけでもなかった。とある書店でたまたま偶然に出合った。魅惑的な書名に惹かれたわけでもなかった。その経験はうまく言い難い。読後は、ネットでよく言われる「お前は俺か」という感慨を持った。私と似たようなへんてこな思索課題に取り憑かれ、似たように展開

  • [書評]西遊記(斉藤洋・広瀬弦): 極東ブログ

    ちょっと西遊記を読み直してみるかと思い、念頭には中野美代子訳の「西遊記」(参照)があった。が、自分の心のなかの西遊記は手塚版や夏目雅子とカトちゃんのとか、なにか心ワクワクする物語の回想が先立ち、知的な読み方より、楽しく読みたくなった。 すると昭和懐かし邱永漢・西遊記(参照)かとも思った。たしかこれは……これこれ、”毎日読む小説「西遊記」 : ほぼ日刊イトイ新聞”(参照)にある。復刻とどう違うのだろうか。 そういえば、手塚治虫の西遊記、つまり私とってはテレビ・アニメ版だが、あれには手塚自身の作品そのままではなかったようにも聞いたことがある、ジャングル大帝と同じように。アマゾンを見ると、元になったはずの「ぼくの孫悟空」(参照)がこれも復刻というのだろうか、あるにはある。調べてみると、私が子供の頃見たアニメは「悟空の大冒険」(参照)のようだ。ウィキペディアにも解説があった(参照)。 劇中の各キャ

  • 生誕百年の作家達〜大岡昇平、太宰治、埴谷雄高、松本清張、中島敦 - YAMDAS現更新履歴

    先週日経新聞の夕刊を読んでいて、松清張の生誕100周年を記念して北九州市で記念行事が開かれることが記事になっていたが、同じく2009年に生誕100周年を迎える作家として大岡昇平、太宰治、埴谷雄高、中島敦の名前が挙げられていて、大岡昇平と埴谷雄高はともに第一次戦後派だから分からなくもないが、松清張と太宰が同い年なんてなんだか不思議な感じである。 さて、松清張生誕100周年記念行事が北九州市で開かれるのは、そこが彼の故郷だからだが、他の作家のゆかりの地でもイベントが開かれるのだろうな。 出版社的には清張と太宰が目玉なようで、出版不況の救世主が期待されていて、MSN産経ニュースには清水義範構成によるこの二人の架空対談なんてのも公開されている。太宰については新春座談会(上、下)も開かれている。 救世主は大げさとしても、太宰治の著作権はとっくに切れていて、多数の作品が青空文庫で無料で読める。そ

    生誕百年の作家達〜大岡昇平、太宰治、埴谷雄高、松本清張、中島敦 - YAMDAS現更新履歴
  • 今日の一冊 「おくのほそ道」松尾芭蕉 - finalventの日記

    ⇒森村誠一さんの私の1冊「おくのほそ道」松尾芭蕉 | NHK 私の1冊 日の100冊 おくのほそ道―現代語訳/曽良随行日記付き (角川ソフィア文庫): 潁原 退蔵, 尾形 仂 現代人としてはいちおう曽良随行日記と併せて読んだほうがいいかもしれない。 あるいはこっちが読みやすいか。 おくのほそ道(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス): 角川書店 おくのほそ道は、普通に読んで、普通に感動できる古典だと思う。実際に芭蕉の旅を追うとさらに深まるものがある。李登輝がその旅を願っていたのもよくわかる。 番組は森村誠一にも随分焦点を当てていた。知らなかったが、こういうことらしい。 写真俳句のすすめ (朝日文庫): 森村 誠一 森村誠一というと、私の世代では、「悪魔の飽」で共産党かとつい思う。 ⇒「 悪魔の飽 新版―日細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫 も 3-11): 森村 誠

  • 新訳「リア王」はスゴ本

    シェイクスピアは「リア王」が一番ドラマティックで面白い。松岡正剛は「シェイクスピアの最高傑作である」と断言している[証拠]。今回は光文社の新訳で「リア王」を再読ッ、めがっさ読みやすいにょろ~。人間の弱さ・醜さ・おぞましさが、スラスラ読めるおそろしさッ! しかも新訳を手がけたのは、現役の演出家でもある安西徹雄。なので、現場の酷使に耐えうる「生きた・今の・ことば」となっている。昔からの定番、新潮文庫の福田恒存訳と比べてほしい。わたしが好きな忠臣ケントの罵詈雑言で、まず旧訳から。 ごろつきさ、無頼漢さ、大口開けて他人のおこぼれ待ちの乞野郎と思っている、賤しくて高慢ちきで、薄ぺらで物ほしげな面附きの、節季節季のお仕着せと一年百ポンドのお給金が何より頼りの、生涯毛むくじゃらの薄穢い下野郎だ、肝玉は白ちゃけた百合の花、喧嘩となれば直ぐさま畏れながらと訴え出る、父無し子で、うぬぼれ鏡と睨めっこばかり

    新訳「リア王」はスゴ本
    mmddkk
    mmddkk 2007/09/25
    「シェイクスピアは「リア王」が一番ドラマティックで面白い」
  • 青空文庫 - 小栗虫太郎 黒死館殺人事件

    [#改ページ] 聖(セント)アレキセイ寺院の殺人事件に法水(のりみず)が解決を公表しなかったので、そろそろ迷宮入りの噂(うわさ)が立ちはじめた十日目のこと、その日から捜査関係の主脳部は、ラザレフ殺害者の追求を放棄しなければならなくなった。と云うのは、四百年の昔から纏綿(てんめん)としていて、臼杵耶蘇会神学林(うすきジェスイットセミナリオ)以来の神聖家族と云われる降矢木(ふりやぎ)の館に、突如真黒い風みたいな毒殺者の彷徨(ほうこう)が始まったからであった。その、通称黒死館と呼ばれる降矢木の館には、いつか必ずこういう不思議な恐怖が起らずにはいまいと噂されていた。勿論そういう臆測を生むについては、ボスフォラス以東にただ一つしかないと云われる降矢木家の建物が、明らかに重大な理由の一つとなっているのだった。その豪壮を極めたケルト・ルネサンス式の城館(シャトウ)を見慣れた今日でさえも、尖塔や櫓楼の量線

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