ネット関連の大手各社が、次世代ウェブアプリケーションに関する覇権争いを続けるなか、ウェブの主要な標準化団体が内乱の危機に瀕している。この原因になっているのは、インタラクティブな書類の柱となる電子フォームだ。 今週、World Wide Web Consortium(W3C)の参加メンバーの一部が、Web Forms 2.0の仕様策定作業がほぼ完成に近づいており、最後のコメント募集の呼びかけを行ったことを明らかにした。Web Hypertext Application Technology Working Group(WHAT-WG)と名乗るこのグループには、Apple Computer、Mozilla Foundation、Opera Softwareなどのブラウザー開発元も名を連ねている。 この動きにより、フォームベースのアプリケーションを新たなレベルに引き上げようとする競争に新たな参加
「DIする」,「インジェクション(注入)する」──新しい技術に敏感なソフトウエア開発者たちの間で使われている言葉である。DIとは,「軽量コンテナ」を実現する新しい設計思想Dependency Injection(依存性注入)の略称である。同じ概念をIoC(Inversion of Control,制御の反転)と呼ぶ場合もある(詳細は後述)。「DIする」と言えば開発者の間では通用するぐらいに,この設計思想は注目されているのだ。 DIが注目される理由は簡単だ。ソフトウエア開発者の開発サイクルを大幅に改善するからだ。筆者が司会を担当した「軽量コンテナ」に関するパネル・ディスカッション(注1)では,DIを適用した軽量コンテナ「Spring Framework」のおかげで「睡眠時間が確保できるようになりました」と複数のパネリストが真顔でコメントしたほどである。DIは,それだけ有効な技術なのだ。 注1
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く