会場でモデルナ製ワクチンを接種中だと知るや否や、予約をキャンセルして帰宅する人々が現れた REUTERS/Carlos Osorio <「より優れたワクチン」を引き当てようと、不人気ブランドの接種を当日キャンセルする人々が相次いでいる> カナダ南東部のオンタリオ州ハミルトン市で、ワクチン接種の悪質な当日キャンセルが問題となっている。ハミルトンはトロント市街から車で1時間ほどに位置し、150を超える滝を擁する滝の街として知られるほか、鉄鋼業で栄える工業都市としても有名な街だ。 このところ現地ではSNSなどを通じ、ファイザー製ワクチンの方が効能に優れるとする風説が流れている。市民としてはファイザー製を予約したいところだが、予約段階でワクチンの製造元を選択することはできない。当日接種会場へ赴き、その場で初めて知ることができるしくみだ。 そこで人々は当日、会場の掲示を見てモデルナ製ワクチンを接種中
![ファイザー製を選り好み......身勝手なドタキャン問題化 カナダ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/35fb906c91028639b320da2a0647bc003547680f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.newsweekjapan.jp%2Fstories%2Fassets_c%2F2021%2F05%2FRTXCDI4O-thumb-720x480-253620.jpg)