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ブックマーク / tanakahidetomi.hatenablog.com (2)

  • タイラー・コーエン『インセンティブ』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    原書を読んでいまして、御を頂戴したにもかかわらず、読むのにちょっと時間がかかってしまいました。どうもありがとうございました。ブログ界で多彩な引き出しをもつ経済学者と知られるコーエンの邦初登場の著作です。彼のブログや様々な雑誌での投稿などが書の基礎になっています。テーマは金銭的なインセンティブという経済学が通常重視するもの以外に、人々の行動を規制する多様なインセンティヴ(文化的なもの、信条的なものなど)を含めて、会議の仕方、デートの方法、便器の上げ下げ、ソ連経済の破たんの原因、子どもの器片付け、セックスが多いほど幸福感が増すのになぜ人は一生懸命にセックスに励まないのか、など様々なテーマを料理していきます。 コーエンのいくつかの専門論文や著作のエッセンスも巧みに導入されていて、コーエン経済学の入門としても最適でしょう。例えば 1 アメリカの美術館は寄付金で運用されているので、美術館は観

    タイラー・コーエン『インセンティブ』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
  • 雇用流動化論というまやかし - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    構造改革論やいまだに根強い不況下でのサプライサイド改革の核心部分が、この「雇用の流動化論」。今日の非正規労働者が膨大に生まれたのもこの不況下での雇用流動化論という悪しきイデオロギーが加担しているためである。 最近でも、この不況下でこそ、雇用の流動化を促すことを主張をする人たちがいる。例えば正規と非正規との壁をなくせ(=解雇法制を緩和しろ、あるいは正規と非正規両方から解雇者を選出せよなど)というのも結局はこの雇用の流動化が、日の不況対策として有効である、ということなのだろう。しかしこれこそ倒錯した経済思想そのものであり、今回のような不況の下では単に人々の生活が軒並み不安定になるだけである。 またこのような不況対策としての雇用の流動化論は、今日の非正規労働者の膨大な増加にも現れているが、単に経済・社会的な交渉力に劣るアウトサイダーたちの立場を真っ先に悪化させるだけである(短期雇用の促進)。解

    雇用流動化論というまやかし - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
    mmddkk
    mmddkk 2009/01/31
    「総需要喚起政策を伴わない総供給の効率化=雇用流動化は、自体を悪化させるだけ」
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